文系や士業に提案!「テクノロジーに明るい専門家」からはじめてみてはいかがでしょう?

こんにちは!キャッシュレスからはじめるIT経営をサポートする伊藤志保です。

デジタル庁が発足して1年が経ち、この2,3年を振り返りデジタル化に向けた変化について考えてみました。

DXを進めようにも社内に人材がいない、採用もできない

デジタル庁が発足する2,3年前からDXと言う言葉は使われていた様に記憶していますが、やはりデジタル庁が発足してデジタル化やDXがそれまで以上に声高に叫ばれるようになった気がしています。TVCMもひと昔前とずいぶん様変わりしたように感じます。

特にこの一年、世間はメタバースやNFTなどWeb3に沸いていますが、そこに名乗りを上げる大企業も含めて、日本企業は総エンジニア不足と言う新時代に突入しています。

大企業は従業員のリ・スキリングに取り組みテクノロジーの知識を習得できる環境を整備しています。また、東京大学はこの秋、メタバース工学部を発足させ、東大生以外にも門戸を開いた最先端技術の学び場を提供しています。

もちろん、従来の教育訓練給付金の対象となるデジタル系講座も豊富で、”今こそ知識を身につけて!”と国も後押ししてくれています。が、日本は99.7%が中小企業で、この中小企業のDXが思うように進まないのは、社内に人材がいないと言うことです。

経営者、社員の本音はどこに?

ところで、AI、データサイエンティスト、ブロックチェーンエンジニアは今後、中核となる技術だと言うのは間違ってはいないと思いますが、この分野の学びについて極めて現実的なところでは、

・時間がない

・年齢的に今から新しいことを学ぶのは無理だ

・あと数年で定年なので、自分がやることではない

・今さら学んだところで勤務先で活かせるものではない

・うちの会社には関係ないし、関係あったとしても一部の人だけ

と考える方が多いのではないかと感じています。

ただ、これは社員に限った話ではなく、経営者や士業などの専門の知識や技術を生業としている人にもあるようです。

「テクノロジーに明るくなる」と言うステップを踏んでみては?

私自身、エンジニアではなくプログラミングはできません。10年以上も前にMicrosoft Accessに3回ほどチャレンジして挫折したことから自分の領域ではないと決めていました。が、最近になって行きがかり上、ノーコードで業務用アプリを作ることになり出来上がった時には、これならできると小さな達成感と自信を持ちました。そして今、新たに実用を目的としたプログラミングの勉強をはじめたところです。

この経験を踏まえて思うのは、「テクノロジーに明るい専門家」からはじめてみてはどうだろうか?と言うことです。

これまで、直接テクノロジーと縁のなかった方にとって技術を学ぶのは容易ではなく、前述の様に関係ない、無理と思ってしまうのは当然のことです。とは言え、本格的なデジタル化が進む日本においては、それなしでは企業もこの先、そう長くはもたないでしょう。企業に勤めている人の賃金は下がることはあっても上がることはないでしょう。そして、士業などの専門家においては、選ばれなくなるのは時間の問題かもしれません。

であるならば、テクノロジーの進化によって何が起こっているのか、どんな課題が解決できるのか、知って、理解を深めることからはじめてみてはいかがでしょう。幸い、コロナ禍で全国どこにいてもイベントやセミナーにオンラインで参加できる機会が急増しています。その多くは無料で参加することができるので、技術的なことは分からなくても”デジタル化”が何を指しているのか、どういう世界になるのか知ることはできます。そこから、自身の専門分野を掘り下げてみたいとか、プログラミングにチャレンジしてみたい、そう感じたならより深く勉強してみてはいかがでしょう。

プログラミングができない私でも、キャッシュレスをはじめデジタルやテクノロジーと言う切り口で企業や個人のサポートができるようになったのは、まさにこの過程を何年もかけて辿っただけのことです。

キャッシュレスアドバイザー養成講座の目指すもの

企業でも個人でも、士業などの専門家にプログラムを組んでもらおうと思っている方はほんとんどいないと思います。ただ、テクノロジーにより変化する社会に適応していくためにどんな選択肢があるのかアドバイスできる、一緒に考える機会が持てることが大切だと考えています。

弊社で運営している「キャッシュレスアドバイザー養成講座」は、一般の方々の「暮らしとお金とテクノロジー」をテーマに構成しています。デジタル化社会に顧客理解を深める上で役立つ基本的スキルを習得する内容となっています。ぜひ、説明会も随時開催していますので、多くの士業をはじめ専門家の方々とお話する機会をいただきたいと思っています。

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