熊本市商工会議所にて全4回のキャッシュレスセミナー

こんにちは。キャッシュレスアドバイザーの伊藤です。
先日、熊本商工会議所様で開催された「最新キャッシュレスセミナー」を無事終えましたので、簡単なレポートと、キャッシュレスアドバイザー と名乗り講座をする様になって1年が経過し、これまでの業界の変化についてまとめてみました。

 

二日間全4回の最新キャッシュレスセミナー

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このホームページを見て下さった担当の方から、「女性講師の話も聞いてみたい」とのことでお声掛け頂き実現したこのキャッシュレスセミナーは、当初、潮流に乗ってのことでした。ただ、10月からスタートするキャッシュレス・消費者還元事業の一環として全国で実施するようになったことから、消費者還元事業についても説明する「最新キャッシュレスセミナー」の開催となりました。

まず、ホームページを見つけて下さったこと、全国的に男性講師を招致することが多い中、敢えて女性である私をご指名して下さったことは、大変嬉しいものでした。 さらに1度ではなく、2日全4回とこれまでで最も多い開催であったこに感謝すると共にいつも以上に緊張感を持って望みました。

 

講演先で必ず行っていること

地元以外で講演依頼を頂いた際、必ずやっていることがあります。

「視察」

です。講演時間より2、3時間早めに到着し、現地のキャッシュレス決済事情を視察する様にしています。そして、その様子をセミナーで簡単に紹介すると言うのが、私の講演のスタイルでもあります。

今回の熊本でも早めに現地入りし、商店街の様子をウロウロと見て回ったり、タクシーに乗って運転手さんにヒアリングしたりしました。

タクシーのドライバーさんの話では、キャッシュレス決済の利用者がすごく増えたと言うことでした。最初はちゃんとお金入って来るのか?と心配もあったそうですが、今までと変わらずちゃんと給料はもらっているので便利になったもんだと話されていました。

熊本市内に走っている路面電車、こちらでは交通系電子マネーが利用できました。そもそもキャッシュレス対応なのか?と言う疑問もありましたが、現金を持ち合わせていない私には、ほっとする一幕でした。

 

初日は雨、2日目は猛暑

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セミナーの参加人数はお天気の影響を受けることが多いものですが、さすがに話題のキャッシュレスとあって、キャンセルした方はほとんどいなかった様です。
特に8月1日、2日目の開催となったこの日は、当日の朝まで申込みのご連絡が入っていたそうで、50名近い方々がご参加下さいました。

2日間どちらも参加して下さった方
・ご年配の経営者の方
・ご夫婦で商売をされている方


個人、法人事業問わず、多くの方にご参加頂き、最終回となる2日目夜の講座では、キャッシュレス決済導入の次のステップとして、法人キャッシュレスについても簡単に紹介させて頂きました。

キャッシュレス決済の導入は、悩むことでも迷うことでもなく、商売をする上での必須のツールと考えています。ただ、10月の消費者還元事業に間に合わせると言うことを考えると、乱暴な言い方ですが、「とりあえずどこでも良いので申請して下さい!!」と言うことになります。各地で講演に参加して下さっていた方がキャッシュレス決済を導入していることを願うばかりです。

 

この一年間の出来事

キャッシュレスの専門家として分かりやすいように何か肩書きを、そう思って考えて

・スマホ決済アドバイザー 
・FinTechアドバイザー 
・キャッシュレスアドバイザー 

シンプルで誰でも分かりやすい「キャッシュレスアドバイザー 」と名乗ることを決めてから、積極的にキャッシュレスのセミナーを開催するようになったのが1年前。

pring が決済手数料最安値 0.95%を打ち出し、驚いたのもつかの間
LINE Pay が決済手数料3年間無料を発表し、衝撃を受け
PayPayが誕生するや否や、同じく決済手数料3年間無料を打ち出した

留めは、安倍総理のキャッシュレス決済の際の消費税5%還元発言

その後は、PayPayの100億あげちゃうキャンペーンに続く、大型キャンペーンや新決済事業者の乱立など、メディアでは休む暇もないくらいキャッシュレスの話題で持ちきりでした。

そして「決済事業者が多過ぎて迷う」と言う声が挙がるようになり、頭の良い人たちは、早々に数社に集約されるだろうと声を揃えていたけれど、この秋にはもう1つ誕生することが発表されています。

決済事業者は確かに多いものの、同じように乱立している国もあり、国内の銀行の数、保険会社の数、カード会社の数を考えると、決済事業者が数社に集約するには、結構な年月が必要と感じています。

ただ、7payの1ヶ月での撤退は想定外でしたし、表立って取り上げられていないコーナンpayも撤退も含めて検討した方が良いのでは、と感じています。

講演や取材協力の依頼もニーズは変わってきていて、特に消費者向けには「キャッシュレスって?」という基本的なところから「ライフスタイルに会ったキャッシュレスはどれ?」と言う流れになっていて、この先は「節約術」的なものになるのだろう…

 

キャッシュレスアドバイザーの育成

「キャッシュレスなんて自然に広がっていくもの」と言う意見がある一方で、個人的にはそれは関東や関西の大都市圏だけの話と感じています。

自然豊かな地方へ出かけた時には「1国2制度」ではないけれど、キャッシュレスをはじめとしたITで便利になる街と、ITとはほぼ無縁の現金社会が交わることなく並走するのではないかと思うことがあります。

実際にどんな世の中になるのか分からないけれど、ご当地銀行があるように地域通貨も出ているように、キャッシュレスには地域性が現れます。この春からスタートしたキャッシュレスアドバイザー 養成講座は、キャッシュレスについて、IT側からも金融側からも分かりやすくアドバイスできる専門家を全国で育成したいと考えてスタートしました。

息の長い資格になるとは言えないものの、お金の形が代わり、次のステージも見えている以上、まずは誰もが安心してキャッシュレスにシフトチェンジできるような環境を整えて行きたいと考えています。

 

情報格差は経済格差に

キャッシュレス決済を導入した事業者と導入しなかった事業者は今後、明らかな差が出てくるでしょう。セミナーに参加した事業者と参加しなかった事業者でも、ビジネスの推進力に差が出てくると感じています。少なくとも、私自身、その様な話をし続けて来ました。

情報格差が経済格差につながる今、消費者と事業者、それぞれに向けた情報発信、支援をして行きたいと考えています。