未来カフェ、セミナーを終えて

こんにちは!!
キャッシュレスからはじめるIT経営を推進する、CROSSHEART 伊藤です。

近年、中小、小規模事業者の方々のデジタル活用支援をメインにしておりますが、かれこれ8年ぶり?にファイナンシャル・プランナー(以下、FP)として福岡県主催「未来カフェ」のセミナーに登壇させて頂きまして、このタイミングでご依頼頂いた意味があまりにも大きかったので、記録としておくことにしました。

致しません!

何年前だったか「FP」として頂くご依頼は全てお断りすると決めて以来、どんなお話しも信頼のおけるFPの方をご紹介させて頂いていました。
理由はいくつもあるのですが、その一つ、

私の基本的な考え方が、一般的なサラリーマンの方にはそぐわないと感じたから。

例えば、

✔︎ 家は買わない方が良い
✔︎ 保険は最低限で
✔︎ 投資は勝ち続けられない
✔︎ 複業当たり前だから

この様なことを言われても、一般的には受け入れられないでしょ。夢を実現するためのマネープランを一緒に考え提案すべきところ、これでは夢がなくなってしまいますよね。

年功序列も終身雇用も崩れた今、例えば、何十年もローン組んで家を買う、そんなリスクの高いチャレンジに私は加担できないし、責任も持てないと言うのが正直なところ。当然、それぞれの人生なので私が責任を持つ必要はないんですが、自分が提案したものはいつまでも気になるものでして。

そんなこんなな理由で全てお断りしていた中で頂いた今回のご依頼も、いつもの様にお断りさせて頂きました。

本当に私で良いのか?

今やどこにでもいるファイナンシャル・プランナー
資格取得者も実務者も多くいるであろうなか、ご指名頂いたことは大変有り難く、そもそも私がFPであることを覚えていて下さったことにも感謝しかありません。

何度かやりとりする中で、適任な方はいらっしゃいるのでご紹介させて頂く旨、お伝えするも強く勧めて下さいまして、不安はあったもののお引き受けした。

と言う経緯があった訳ですが、2020年イチ難しい仕事、難しいテーマ、難しい内容だったといえそうです。

そもそもFinTechへ舵を切った理由は

2011年にiPhone4sでスマホデビューし、使い方や活用方法が分からずにGoogleで調べてはやってみて、調べてはセミナーに出てと言うことをしていました。そんな折、ReceReco(レシレコ)と言うアプリを知り、レシートを写メするだけで家計簿ができると言う機能にかなり大きな衝撃を受けました。

ReceReco、そして家計管理アプリ「マネーフォワード」と言う2つのアプリを通して、これからお金は全てスマホで管理する時代になる、そう確信したのが2013年のことでした。当時、まだ「FinTech(フィンテック)」と言う言葉こそ知らなかったものの、ココにニーズがあることだけはなんとなく…

と言うのも、それまで金融機関の市場調査などの仕事もしていて、窓口でネット証券やネットバンキングなどを推奨するもののネットの危険性やセキュリティについてアドバイスや指導をする環境はなく、ネットバンキングで送金被害を受けている人は一定数いるものの事後対応しかされておらず、FPや金融業界で一般の人にセキュリティやITのことについて知らせる人が必要だと強く感じていました。

家計簿アプリの登場とこのことが繋がって、FinTechへ舵をきる大きなきっかけとなりました。が、当然、明らかな未来が見えていたわけではありません。

2017年仮想通貨、2018年キャッシュレス決済とFinTech業界は時代の主人公をシフトしながら、少しずつでも確実にFinTech業界に足を踏み入れる消費者が増えている様を見てきたわけですが、業務のメインは企業のデジタル化支援へとシフトしていきました。

一本の電話と産みの苦しみ

さて、セミナーをお引受けしてからと言うもの、今の私にどんな話しができるのか、どんな話しが求められているのか、常に頭の隅にその事を置いて過ごしていました。ジェンダーギャップ、男女共同参画など、通常の業務とは直接的には関係しない言葉のアンテナを立て、いつもとは違う情報をキャッチすることに務めました。

残念ながら、2時間のセミナーでお話をさせて頂くだけのストーリーはギリギリまで描けず、セミナー当日の10日程前から資料作成に取り掛かったものの、思うように進みませんでした。苦労の末に出来たスライドを見ながらのリハーサルでもまだ、変更が必要な状態でした。

そんな苦しい日々を過ごしていたセミナー2日前、一本の電話がありました。今回のセミナーのポスターをご覧になった団体の方からFPとしてのセミナー依頼のお電話でした。

大変有り難いお話ですが通常はお断りしていること、今回のセミナーが一般的な節約や貯蓄、ライフプランと言った話しではないことを伝えお断りしました。が、ここでモーレツな不安に襲われてしまいました。

やはり、一般の方々が聞きたいことと、今回、私が提供しようとしているモノは違いすぎるのではないかと。一時は体調を崩すほど滅入って弱音をはいてしまいましたが、仕事仲間の励ましで何とか当日を迎えることができました。

セミナーと交流会

セミナーでは、いつもの様に全体の雰囲気を感じながら、参加者の表情を見ながら、サブテーマである「20年、30年後も安心して暮らせるマネープラン」について話しを進めていきました。

今回一番伝えたいと思ったことは「未来のことは誰にも分からない時代だと言うことを受け入れる」と言うこと。20年、30年先の安心は何かの金融商品やサービスで補えるモノではなく、情報をキャッチして判断できる自分になること。

コロナ禍で私たちがしっかりと受け止めなければならないのは、ソコであり不安になることは自己防衛反応として正しいこと、と言う前提条件の書き換えをセミナーの2時間で行いました。

過去の常識、過去の価値観は脱ぎ捨て、時代の変化をしっかりキャッチしてその波に乗ること。そのためには、企業に務めていた方が良いこと、複業やフリーと言う働き方で時代の変化についていくことは、不断の努力が必要であることをお伝えしました。

私は「情報格差による経済格差のない世の中をつくる」そう言うミッションのもと、日々仕事に取り組んでいます。
特にデジタル化、DXと言うところでの取り組みのためFPとしての役割とは距離を感じていましたが、セミナー、交流会を通して参加者の皆さんの反応、そして声を聞くことで、Googleで検索しても出てこない大切なことを伝える必要性を強く感じました。

今、FPに何が求められていて、どんな講演や講座をされているのかあまりよく知らないものの、偏ったメディアの報道が多く、提供できる金融商品もバラエティに富み、情報過多による弊害がとても大きくなっている様に感じています。この状況が、デジタル化が進むことによって解消されることは疑いようのない事実で、情報格差はこの時代の流れでかなり小さくなる、そんな誰にでも優しい時代、SDGsに繋がるところだと考えています。

FPとは…

FPとして仕事をしようとした時、FPを分かりやすく伝えるにはどの様に表現したら良いのか、どんなFPも通る道ではないかと思います。今も明確に表現できるものは見つかっていないものの、2020年新型コロナウィルスによって起こった大きな大きなターニングポイントに、私自身が届けられるものは、

どんな時代になっても自分で道を切り拓けるだけの覚悟が持てるように、
そのために必要なお金のこと、情報化社会にシフトしていく上で必要な情報を届ける

道先案内人

だろうと感じています。ビジネスのもう一つの柱、「キャッシュレスアドバイザー養成講座」を通して全国にアドバイザーを育成するという目標はまさにこの役割を担う仲間を育てることだと、覚悟を新たにしたところでもあります。

日頃から楽な仕事を選んでいるつもりはないものの、今回のご依頼は久々に産みの苦しみを味わった、そしてたくさんの気づきがあった貴重な機会でした。
この様な機会を頂けたことに、関係者の皆様に心から感謝申し上げます。

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